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<Author: 綦毋潛>
<Title: 春泛若耶溪>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 春若耶渓に泛かぶ>
<BookPage: 78>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
幽意無斷絕，
此去隨所偶。
晚風吹行舟，
花路入溪口。
際夜轉西壑，
隔山望南斗。
潭煙飛溶溶，
林月低向後。
生事且彌漫，
願爲持竿叟。
<End Poem>
<Translation>
幽境（ゆうきょう）を求（もと）めるわたしの心（こころ）が、常（つね）にとだえることなく続（つづ）くままに、この舟遊（ふねあそ）びも、気（き）の向（む）くままのことだ。

夕方（ゆうがた）の風（かぜ）は、行（ゆ）く舟（ふね）の帆（ほう）に吹（ふ）きつけて、花咲（はなさ）く道（みち）から、若耶渓（）の谷川（たにかわ）の入（い）り口（ぐち）に入（はい）って行（い）く。夜（よる）になって西（にし）の谷（たに）に方向（ほうこう）を変（か）え、山（やま）の向（む）こうに南斗星（）を眺（なが）めやった。ふちに立（た）ちこめるもやは、飛（と）び散（ち）って盛（さか）んに広（ひろ）がり、林（はやし）にかかる月（つき）は、見返（みかえ）れば低（ひく）く背後（）に見（み）える。

人生（じんせい）は、まさしく果（は）てしなく広（ひろ）がってとりとめのないものである。どうか漁翁（）となって世（よ）を捨（す）てて暮（く）らしたいものだ。
<End Translation>